腸管出血性大腸菌感染症・食中毒の予防対策等の徹底について
平成29年9月13日付けで厚生労働省健康局結核感染症課長及び同省医薬・生活衛生局食品監視安全課長から、
腸管出血性大腸菌感染症・食中毒の予防対策等の啓発の徹底について通知がありました。
予防のための対策
腸管出血性大腸菌は加熱により死滅します。したがって、腸管出血性大腸菌の食中毒を予防するためには、
生肉を使った肉料理を避けることや、肉の中心部まで十分に加熱することが重要です。
飲食店などで食べるときには、生肉や肉を生焼けで食べる料理がメニューにあっても、なるべく避けたほうが安全です。
また、焼肉やバーベキュー等、自分で肉を焼きながら食べる場合も、十分加熱し、生焼けのまま食べないようにしましょう。
特に、若齢者、高齢者、抵抗力が弱い方は、重症化することがありますので、生肉や加熱不十分な肉料理を食べないようにしてください。
このほか、高齢者施設での浅漬を原因とした集団食中毒事件も報告されています。
高齢者・若齢者など抵抗力が弱い方に食事を提供する施設等においては、献立や調理時の衛生管理等に十分注意しましょう。
厚生労働省「腸管出血性大腸菌による食中毒」HP http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/daichoukin.html